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「ただいまー」
「おう、おかえり。冷凍庫にアイス入ってんぞ」
「わあ、ありがと~っ!・・・て、雄大、馴染みすぎだからね~」
部屋の中に入ると、中ではさも当たり前のように人の部屋でゲームをしている、俺の友人の榊原 雄大(さかきばら ゆうだい)がいた。
「忠告しにきたんだよ」
「忠告しに来た人が人の部屋でゲームするー?」
俺は呆れながらも部屋着に着替え、楽しそうにゲームをしている雄大の隣に座った。
「オマエ、風紀委員長と副会長には気をつけろよ?」
すると、いきなり口を開いた雄大の言葉に、俺はさっきの委員長との出来事を思い出した。
「おい、飛鳥?もしかして、何かあったのか?」
「いや、確かに委員長は危険だなって思ってさー!何か、俺のこと探ってるみたいだしー」
「まあ、何かあったら言えよ?」
雄大は一瞬心配そうな顔をしていたが、そう言うと俺の頭を撫でて部屋から出て行った。
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