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文『大会もいよいよ佳境に入りそうな、準決勝第一試合!キール・K・プリズムリバー、小泉英奈両選手、舞台へ!』
紅『何やら久方ぶりな感じがしますねぇ。具体的には約数週間……』
文『メタ発言はご遠慮願います!』
キール「……愉快な実況だな。」
英奈「そうね。」
キール「まぁ、とにかくだ。姉さん、此処で負けてくれねぇか?」
英奈「無理な相談だね。姉に勝る弟など居ないのよ?」
キール「やってみなくちゃ、わからないだろう?」
英奈「フフ、かかってきなさい!」
文『始め!』
ボシーン!
キール(とは言ったが……実際、「波」である音を使った攻撃は効かないも同然。なら……)
ヒユッ
英奈「!」ガゴォ
文『クリーンヒットォォォォッ!キール選手、今大会で見せた中では最速の動きで急接近!そのまま姉を舞台に叩きつけた!』
紅『まるで消えたような速さでしたねぇ。』
キール(そして直ぐ様離れる。)トッ
英奈「イタタタ……やるわねぇ。」ムクリ
キール(大したダメージじゃなさそうだな。)
英奈「次は、こっちから行くよ?」ジャキッ
文『あやややや?奇妙な構えですね。片手剣に片手銃……模倣技の複合でしょうか?』
紅『ですかねぇ?』
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