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大「此処からが本番ですよ。」パチンッ
ドパアッ
文『リングのあった場所から、大量の水柱!この技は……』
大「覆い尽くす……」
ザパァ、と言う音が聞こえ、大量の水柱は形を変えて、瞬く間に二人を覆い尽くしてしまった。
英奈(これは、『ベリーインレイク』……)
水中では武器の類はあまり機能しないし、何より相手は半分妖精……短期決戦に持ち込ませる為に相手が用意した(わざわざリング吹っ飛ばしてまで)舞台だけど、仕方ない。
英奈(大妖精クラスは、周りの環境が変わればそれに合わせて特性を変えることが出来た筈、水に適する為には、確か……)
大「考える時間は終わりですよ。」ビュッ
英奈(ツッ、水の中で、なんて素早い……)
大「フフフ、僕を捉えられますか!?」
英奈(グッ、このままじゃ……)
文『水中とは思えぬ高速移動、連続体当たり!まるで水中版の「幻想風靡」のよう!』
紅『さりげに自分の技を言わないで下さいよ。しかし、このままでは、溺れるにしろ、ダメージにしろ、小泉選手のジリ貧ですねぇ。』
文『果たして、逆転の方策はあるのか!?』
英奈(あるには、ある……けれども、次の機会を、待たなければ……)ガッ、ガッ
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