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料金を払い、その後直ぐに店を後にする。
英奈「さ、早く帰ろうか。」
キール「あぁ。」
と、此処で俺は少し顔をしかめた。
キール「……」
英奈「……誰か、いえ、何か居るわね。」
?「待て待て、そう慌てるな。こんな街中じゃ、戦えんわい。」
声のした方に振り向く。其処に居たのは、
マミ「に、してもお主等は鋭いのう。化けてはおらんが、妖気はかなり消しとったんじゃがなぁ。」
キール「佐渡の二ツ岩……俺達に何か御用ですか?」
マミ「なぁに、行くか行かぬかはお主等の自由、只の情報提供じゃ。」
英奈「情報……?」
マミ「今宵の丑三つ時、駅前の大通り……其処に何かあるかもしれんなぁ。」
キール「何かって何……」
言い切る前に、風がごぅっと吹き荒れた。
キール「クッ」
英奈「ツッ」
風圧に目を押さえ、次に目を開けた時には……
キール「居ない、か。」
英奈「うーん、何だったんだろう?」
キール「さぁな。ま、取り敢えず帰ろうぜ。」
英奈「うん。」
~近くのビルの屋上
マミ「さぁて、どうなるかのう?」
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