希望に満ちた面霊気

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~キール達の通う小学校~ 昨今の法整備により、キール達のような半妖や、純妖怪の子供達も通う事が可能になった。 それに伴い、各校に一人、半妖以上の妖怪側の教員が配属されることとなった。 慧「今日は皆に新しいクラスメイトを紹介しよう。入ってきたまえ。」 所在なげにしていたキールも、転校生を見て驚いた。 秦「秦こころです。」 先の異変の黒幕、秦こころが小学校にやってきた。 後で聞いた話では、この入学には三大宗教家だけでなく、八雲紫や二ツ岩マミゾウ等も関わっているらしい。 感情にしろ、表情にしろ、人間の子供達が一番豊かである。そこに入れば、面霊気は学び、安定させることが出来るだろうとの考えだそうだ。 クラスメイト達がわらわらとこころに群がるのを見ながら、キールはコレからの学校生活に少しの不安と大きな期待を抱くのだった。 Ending
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