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太陽がお昼を告げ、少し経ったころ
探索も終わり、早速封護の里へ。
部下達も、キャンプを片付けて里に向かっている。
ガルサゴが朝、里の空いているところを使っていいと言ってくれたのだ。
大人数で迷惑が掛かるからと断ったのだが、どうしてもガルサゴが食い下がらなかったので、お言葉に甘えることにした。
「封護」
「無色。…夜風のウェルだ。」
「御苦労様です!!どうぞお通りください!」
相変わらず門番の態度は変わらない。オレの精神年齢(24歳)と同じぐらいか、少し下ぐらいの青年なので、つい馴れてしまう。
この歳になれば、後輩にヘコヘコされるのはよくあることだから。
「いつもごくろうさん。」
「はい!ありがとうございます!!」
貴族ではないガキが青年にこの対応はあまりにもシュールだが、今更何を言っても変わらないので諦めている。
里に入ると、今回は大勢のため皆はすぐにこちらに気づき、笑顔で話しかけてくれた。
汗臭い男衆に笑顔を振り撒かれてもいい気はしないが、綺麗なネェーちゃんの笑顔には思わず興奮しちまったぜ。
里の端っこに行き、空いているスペースにオレ達の家を作る。
作り方は簡単。
創造属性魔法「『このー木なんの木きになる木』」
創造属性魔法で既に加工されている木材が山積みになる。
それを初級魔法『浮遊』を使って魔力で木材を次々に動かし組み立てていくと…はい、完成。
「うっし、出来たな。仕上げの細かい作業は任せたぞ。」
「「「ガッテンしょーち!!!!」」」
いや、お前ら誰だよ… まあ、いいか。
それじゃ と言って、ガルサゴの家に向かう…前に牢屋に行ってみるか。
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