私的小説論

一、文章作法について

　文章作法というのは、言わば読み手が読みやすくするためのものと解釈していい。書き手からすれば読み手に伝えるための作法と捉えればいいものか。

　例えば一文の最初には段落を作る。エクスクラメーションマーク(※！)やクエスチョンマーク(※？)のあとには全角スペースを打つ。(ただし終止符とする場合はその限りではない)さらには三点リーダー(※…)やダッシュ(※―)は必ず二つにする等など……。

　上記に挙げるように他にもいろいろとあるのだが、絶対に守らないといけない！　というものでもない。あくまで文章作法というものは冒頭にも記述したように、読み手に読みやすくするための一手段であるというのが私的な見方である。

　しかしながら文章作法が出来ているのと出来ていないのを比べると、やはり印象が違ってくる。そして文章作法が出来ている方は得てして好印象だ。

　出来ることなら文章作法は心掛けていきたいものである。