第11話 VSリキュールブラザーズ

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第11話 VSリキュールブラザーズ

「バリルさんが相手するまでもねぇな、ラム」 リキュールブラザーズと呼ばれた男女の中で男が女に話しかけた。 「けど、私達で獲物を全部飲み干したらバリル様に怒られるわよ、バスコ」 「ルシカ、ここは僕とカノンに任せて、2階へ行きなよ」 「そうだね、キミに全てを任せるよ」 「気をつけろよ・・・2人とも」 ダダダダッ 「バスコにラムだっけ?よく行かせてくれたね」 「バリルさんが貫きたがってたからな」 「バスコ・・・行くわよ!」 ブン ブンッ ラムが金属製のトレーを2枚投げた。 スパァ スパァッ テーブルの上にあったビンやグラスが鋭利に切れた 「端は刃物のようなものか・・・」 「バスコ、あいつらが避けてる間に連携技・・・行くわよ」 「リキュールオイル!」 バスコはタイミングを見て、回転して飛んでいるトレーに液体をかけた。 ギュイイインッ 酒場の石壁を滑ってトレーが発火する。 「炎と斬撃か・・・まずは僕の能力で・・・」 バシ バシッ 「奏でるよ・・・」 バチン バチンッ 「何!?衝撃波で炎が油ごと吹き飛ばされた!」 「布槍術・・・双頭の龍!」 ドスッ ドスッ 「ラム特製のスラッシュトレーが・・・!」 ザッ ザッ 「うぐっ・・・」「ひぃっ・・・」 バチンッ ドスッ クリミナル1階の戦い・・・勝者:ヴァリウス&カノン。 ~クリミナル2階~ 「やっときたか・・・」 「お前がバリルか・・・」 「こっちもお前の事は少し聞いてるぜ、部下をノしてくれたそうじゃねぇか」 「お前の仲間が女1人によってたかってたからな」 「お前には関係ねぇだろ、何か気にでも触れたか?」 「ジルモアに武器を流してるらしいな」 「ああ・・・ある方から頼まれた仕事でなぁ」 「でも、ここに武器がそんなに大量にあるとは思わねぇ・・・」 「依頼主さんはこの町の北にあるドレカニア最大の武器生産国:ジャンクパックに住んでるんでな」 「じゃあ、お前をぶっ飛ばすだけじゃ武器の輸出は止まらねぇわけか・・・」 「・・・調子に乗るなよ、小僧!」 「ダブルコマンドー!」「チャージランス!」 「槍!?」 ガギィィンッ 「小僧・・・ずいぶん硬い手甲じゃねぇか」 「俺のダブルコマンドーは物理攻撃を2倍の硬さで防御出来る!!」
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