第16話 フーパスVSバルガス

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第16話 フーパスVSバルガス

「おお!そういう能力だニャ・・・」 「さらに攻撃をしかけていくぞ!」 ブゥン ブゥンッ バルガスの斬撃がフーパスに襲い掛かる。 フーパスはかろうじて身のこなしで避けている。 「この武器庫には大量の火薬が手に入りそうだニャ」 「最近の戦闘の主流は近接武器より銃火器だからな」 「火薬大量ゲット!ああして・・・こうして・・・」 「戦闘中に器用なヤツだな」 「ジャジャーン!名づけてフーパスボム!!」 ヒュッ 「手投げ式か・・・斬り落としてやる」 「なんの・・・まだまだ!」 ヒュッ ヒュッ ヒュッ ザンッ ザンッ ザンッ 「威力は高そうだが・・・当たらなければ意味はないな」 「もう1発だニャ!!」 ヒュッ ザンッ ボォォォンッ 「ぐ・・・は・・・」 「あんたのアーティファクトは振り回すほど威力があがるニャ・・・」 「ぐ・・・・」 「振り回させる為に投げてたのはフーパスボム・・・」 「がぁ・・・」 「最後のはフーパスボムの火薬部にベアリングのボールを詰め込んだ決め玉用のフーパスボムだニャ!」 「く・・・だが・・・まだ・・・」 ドガァァンッ フーパスハンマーの一撃がバルガスを殴りつけた。 「フーパスインパクトだニャ!」 武器倉庫の戦い・・・勝者:フーパス。 「戦闘ではアーティファクト使いが必ず有利とは限らないニャ」 ところ代わって・・・屋敷・裏口 「奏でるよ・・・」 バァンッ グリークの傭兵達はヴァリウスによって倒されていた。 「この黒鉄の扉は・・・破壊できそうにないな」 バキ バキ バキッ 「奏でるよ・・・」 バァン バァン バァンッ 「恐らく激戦になるのはルシカだ・・・僕も行ってみるか」 執事室・・・ 「鉄龍の舞い」 ドス ドスッ 「片付いたわ・・・少し調べましょ」 カノンは執事室の机の書類を漁りだした。 「これは・・・流通帳簿!」 ペラペラペラ 「一番多い顧客は・・・ジルモア軍事長:ガイアス!!」 書斎部屋・・・ 「えらく屋敷中が騒がしいな・・・」 「俺の仲間達もいるからな・・・」 「たった数人のガキに嘗められたもんだ」 「お前をぶっ飛ばして終わりだ」 「見せてやるよ・・・ジャンク品を取り仕切る王の力ってヤツをな!」 「やってみろ!廃品王!!」
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