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ルシカは物心ついた頃から両親の記憶がなく
祖母の住むコソボに預けられた
父親が冒険家である職業:ハンターであったことから
ルシカもハンターを夢見ていた。
「今日も森で食料を採ってくるよ!」
ルシカと祖母は家の近くにある森で採れる物で生計をたてていた。
「ルシカ・・・最近、木々が騒いでおるようじゃ。道中は気をつけるのじゃ」
「うん、いつも鍛えてるから大丈夫!行ってくる!!」
森には色々な動物がいるが、中には凶暴化して襲う動物がいる。
これらをクリーチャーと呼ぶ。
ルシカが森を進んでいくとクリーチャーが現れた。
「よく見る熊タイプのクリーチャーだ。今まで鍛えた格闘技でいける」
右腕で振りかざした爪を避け、ルシカが拳を振りかぶる。
「剛星拳!!」
ボコォンッ!
「グォォォッ!」
「やったか!?」
ザザザッ!
熊タイプの群れがルシカを囲んだ。
「ー!クリーチャーがこんなに大群で出るなんて!」
凶暴化しているとはいえ、クリーチャーとはそのあたりに普通に見かけるものではない
ブゥン ブゥンッ
「うぉっ!何だ、この速さ!?」
ドカァッ!
「ぐっ!痛てぇ・・・さっきの熊タイプなんかの比じゃない・・・」
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