2/14
75人が本棚に入れています
本棚に追加
/117ページ
「おはよう春樹!」 俺の名前は鶴野春樹 今日から高校に通う15才だ 「おう!また今日からよろしくな雪!」 こいつは中学からの親友の冬月雪 お互い欠点をカバーしあえる相棒的存在だ 「なぁ、知ってるか?俺達のクラスにめっちゃ可愛い娘がいるんだと!」 「へー。」 「何だよ反応薄いなぁ。男ならこぉゆう話題には食いつくもんだぞ!」 「俺は興味ねーの。ってかオメェはハナビにしか興味がないんじゃ無かったか?」 「それとこれとは話が別なの!」 「…浮気?…泣くよ?」 「ハ、ハナビ!?いや!違うよ!!俺はハナビ一筋だから!」 こいつは雪の幼なじみで雪の彼女の夏野ハナビ 口数は少なく基本無表情 かなりモテるらしい 「春樹…ユキ…浮気してた?」 「んー…一歩手前だったかな?」 「おい!春樹!俺は浮気なんてしてねーだろうが!」 「ユキ…必死なとこが…怪しい。」 「ハナビ~、違うんだって~。春樹にもそろそろ女に興味持ってもらおうとだな~…」 「冗談…ユキは浮気しない…信じてる。」 「ハナビ~!」 ハナビに抱きつこうとし、見事に交わされる雪 朝からイチャイチャ… 目に毒だな… 「春樹、お前まだ初恋の相手引きずってんのか?」 確かに引きずっている とゆうか、その相手以外にドキドキしない 顔もあまり覚えていない 覚えているのは「折り紙、ツル、チューリップ」って単語くらい それしか覚えていないけど ケータイのストラップにしたチューリップの折り紙を見ると、不思議と寂しくなる それと同時に恋しくなる
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!