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「おはよう春樹!」
俺の名前は鶴野春樹
今日から高校に通う15才だ
「おう!また今日からよろしくな雪!」
こいつは中学からの親友の冬月雪
お互い欠点をカバーしあえる相棒的存在だ
「なぁ、知ってるか?俺達のクラスにめっちゃ可愛い娘がいるんだと!」
「へー。」
「何だよ反応薄いなぁ。男ならこぉゆう話題には食いつくもんだぞ!」
「俺は興味ねーの。ってかオメェはハナビにしか興味がないんじゃ無かったか?」
「それとこれとは話が別なの!」
「…浮気?…泣くよ?」
「ハ、ハナビ!?いや!違うよ!!俺はハナビ一筋だから!」
こいつは雪の幼なじみで雪の彼女の夏野ハナビ
口数は少なく基本無表情
かなりモテるらしい
「春樹…ユキ…浮気してた?」
「んー…一歩手前だったかな?」
「おい!春樹!俺は浮気なんてしてねーだろうが!」
「ユキ…必死なとこが…怪しい。」
「ハナビ~、違うんだって~。春樹にもそろそろ女に興味持ってもらおうとだな~…」
「冗談…ユキは浮気しない…信じてる。」
「ハナビ~!」
ハナビに抱きつこうとし、見事に交わされる雪
朝からイチャイチャ…
目に毒だな…
「春樹、お前まだ初恋の相手引きずってんのか?」
確かに引きずっている
とゆうか、その相手以外にドキドキしない
顔もあまり覚えていない
覚えているのは「折り紙、ツル、チューリップ」って単語くらい
それしか覚えていないけど
ケータイのストラップにしたチューリップの折り紙を見ると、不思議と寂しくなる
それと同時に恋しくなる
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