花蓮

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「なんだ~志穂か…。」 「なんだってなによ!なんだは!」 「アハハハ。まぁまぁ落ち着いて落ち着いて。」 「落ち着いとるわ!!アホっ」 アホっ? アホとはなんなんだ!? まぁいい。 「で?どうしたの?」 「どうしたの?じゃないから!花蓮がいないから探してたんだよ!そしたらまた屋上にいたんだね。」 志穂は呆れ口調で言った。 「だってー!気持ちいいんだもん。ほら志穂も寝転がってみなよ!!」 あたしの横をポンポンとたたいてみた。 「そんなことしてる場合じゃないでしょ?ほら!授業行くよ!!」 「ぅわぁっ!」 寝転がっていたあたしを起こしてくれたのかと思ったら、起こしてそのまま教室へと歩き出す志穂。 ・
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