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まだ日が昇り始めた ばかりの時間に ランニングを為るのが 俺の日課に成っていた。 耳にイヤホンを当てて 流す曲は大体テンポの良い曲で、 無意識に自分の走る早さで 選曲をしてしまっているらしい。 昔教わった呼吸法で いつものコースをただただ走る。 新聞配達のバイクが 俺の横を通り過ぎる。 そんな早くに外に出たつもりは 無かったんだけどな‥ そんな事を考えながら 最終コースの登校時に通る 商店街に入る。 ラストスパートだからと 少しスピードを上げれば 微かに当たっていた風が 涼しい程に成った。
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