0人が本棚に入れています
本棚に追加
まだ日が昇り始めた
ばかりの時間に
ランニングを為るのが
俺の日課に成っていた。
耳にイヤホンを当てて
流す曲は大体テンポの良い曲で、
無意識に自分の走る早さで
選曲をしてしまっているらしい。
昔教わった呼吸法で
いつものコースをただただ走る。
新聞配達のバイクが
俺の横を通り過ぎる。
そんな早くに外に出たつもりは
無かったんだけどな‥
そんな事を考えながら
最終コースの登校時に通る
商店街に入る。
ラストスパートだからと
少しスピードを上げれば
微かに当たっていた風が
涼しい程に成った。
最初のコメントを投稿しよう!