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男はそう言うとセシルの腕と足に手をかざし、また手が光だした。
『………っ……これで動けるだろ…』
男は少しキツそうな顔をし、顔を歪めた。
『……キツいの?……』
セシルは少し心配そうな顔をして男の顔を覗いた。
『あ、ぁ……大丈夫だ。少し休めば大丈夫だ。』
『…………あの、私まだ貴方の名前を知らないんだけど………名前は何?』
『名前を聞いてどうする?お前に得が有るわけでも、俺が得するわけでもないのに。』
男は少ししかめっ面になりながら、問いかけた。
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