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『私が不便だし、貴方の事を何て呼んだらいいのかすらも分からない。
だから、得する。得しない。とは関係なく私が貴方の名前を知りたいだけ。
何か正当な理由があるならどうぞ?』
セシルは男の瞳を真っ直ぐと見た。
『………はぁー……分かった。分かった。…俺の負けだ。名前を教える代わりに1つ条件を出す。いいな?』
『条件しだで承諾する…』
『承諾は、毎日…朝、昼、夜……お前の美しい声で歌を歌え。いいな?』
セシルはバカらしい条件に目が点になった。
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