新しい制服に着替えて

9/18
前へ
/77ページ
次へ
―次の日。 学校につくと、北乃くんはすでに来てた。 (そういえば助けてもらったお礼言えてなかった…) いつものように、席に座って、鞄をかけた。 すると、北乃くんが寄ってきて話しかけてくれた。 北乃「おはよ。」 「おはよ。」 北乃「昨日、無事帰れた?」 「うんっ。」 北乃「よかった。」 (あー…沈黙してる… しゃべった方がいいのかな?) 「…っあの!」 北乃「ん?」 「学級委員のこととか、助けてくれてありがとう。」 北乃「嫌ならちゃんといいなよ?」 「うん。」 ?「おはよー、北乃くん♪」 北乃「おはよ。」 北乃くんに話しかけたのは、 山下夏実ちゃん。 クラスで一番目立ってるかも。 ちょっと怖いから、目を逸らした。 夏実「おはよ、花川さん」 「おはよう。」 山下さんはいきなり近づいてきて、こう囁いた。 「北乃くんに近づかないで。」 近づいてるつもりはない。 でも、嫉妬されてるのはよーく分かる。 北乃「なんだよー、秘密?(笑)」 夏実「北乃くんはいいのー(笑)」 北乃「あ、花川さん今日も一緒に帰ろ?下駄箱のとこで待ってて?」 「あっ…」 夏実「今日もって、昨日も一緒に帰ったの?」 北乃「ん?あー、たまたまだよね?同じ方向だし。」 夏実「えー、夏実も同じ方向だよぉ。」 北乃「花川さんは特別です(笑)」 夏実「えー、北乃くんっ。」 これなに…… どういう感情なの? 分からないよ…
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加