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―次の日。
学校につくと、北乃くんはすでに来てた。
(そういえば助けてもらったお礼言えてなかった…)
いつものように、席に座って、鞄をかけた。
すると、北乃くんが寄ってきて話しかけてくれた。
北乃「おはよ。」
「おはよ。」
北乃「昨日、無事帰れた?」
「うんっ。」
北乃「よかった。」
(あー…沈黙してる…
しゃべった方がいいのかな?)
「…っあの!」
北乃「ん?」
「学級委員のこととか、助けてくれてありがとう。」
北乃「嫌ならちゃんといいなよ?」
「うん。」
?「おはよー、北乃くん♪」
北乃「おはよ。」
北乃くんに話しかけたのは、
山下夏実ちゃん。
クラスで一番目立ってるかも。
ちょっと怖いから、目を逸らした。
夏実「おはよ、花川さん」
「おはよう。」
山下さんはいきなり近づいてきて、こう囁いた。
「北乃くんに近づかないで。」
近づいてるつもりはない。
でも、嫉妬されてるのはよーく分かる。
北乃「なんだよー、秘密?(笑)」
夏実「北乃くんはいいのー(笑)」
北乃「あ、花川さん今日も一緒に帰ろ?下駄箱のとこで待ってて?」
「あっ…」
夏実「今日もって、昨日も一緒に帰ったの?」
北乃「ん?あー、たまたまだよね?同じ方向だし。」
夏実「えー、夏実も同じ方向だよぉ。」
北乃「花川さんは特別です(笑)」
夏実「えー、北乃くんっ。」
これなに……
どういう感情なの?
分からないよ…
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