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こうして、菜々果は目を覚ました。
つらいリハビリも、あの約束があるから
乗り超えられる。
真也もいるから・・・・。
退院前日。
屋上に真也を呼ぶ。
「? どうした? 」
バタタタタッ・・・・・
風が強い。 まるで、女の人みたいな
声のように唸る。
「・・・・・・!! ・・・・・・。」
自分では、
私は、 真也が ずっと 好き。
ずっとそばにいたい!!
そう言ったつもりだった。
でも、全然 聞こえなかったみたい。
スケッチブックに思いを込めて。
力強く・・・・ 丁寧に。
好き!!!!!!
シンプルにそう書いた。
風で、紙がペラペラリとめくれた。
そこには、真也への思いをたくさん書いた
ページ。
溢れる思い。
「俺は・・・ななちゃんが事故にあって、
死ぬほどびっくりした。
俺のかけがえのない大切な
初恋の人を・・・失いたくないから。」
繋がる思い。
約束する!!
私と真也は、ずっとそばにいる。
一生の約束・・・・・・promiseだから!!!
終わり♪
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