出会い

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「ありえない……」 九條 咲弥(クジョウ サクヤ)は、呟いた。 身長は160㎝前後で体型は細い。顔は、髪によって目が完全に隠れ鼻が少し見える程度だ。 髪の間から燃え盛る炎が視界に入ってきた。 アパートが一軒派手に燃えていた。 咲弥がこれから住むはずだったアパートだ。 今年から高校生になる咲弥は、長年過ごした児童養護施設を出る為一人暮らしを始めようとしていた。 「僕は、これからどうすれば……」 先程このアパートの大家と会いこの事実を知らされた咲弥は、絶望していた。
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