私は仔猫。

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 この部屋は、私だけの空間。だけど家具も、色も、全て怜司が決めた。怜司の趣味。怜司の理想。  私は彼の色に染められて生きてきた。  もう、野良に戻ることは出来ない。怜司の腕の心地良さを知ってしまったから。  私は彼だけの仔猫。  周りの人は「異常」と言うかもしれない。だけど、私は幸福なの。  ずっとこの楽園て穏やかに暮らしていきたい。  それが私の望み。
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