エンカウント

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‐??? side‐ 私はギルドの依頼でギガベアーの討伐に来ていた。 ギガベアーはランクCで攻撃力が高いので危険だが単調な動きなので、簡単に討伐が終わった。 「早く戻らないと…」 今日はお母さんの誕生日なので、この報酬でプレゼントを買ってあげないといけないので走っている。 あと少しで街の門につくはずだ… 早く、お母さんの喜ぶ顔がみたいな。 ガァァァァァ… 何かの鳴き声が響くと…目の前に真紅に染まった龍が現れた。 「ブレイズドラゴン!?」 ブレイズドラゴンは派生属性の炎を使う龍。SSクラスではないと相手にならない。 私は最近Cランクになったばかりだから相手にはならない。 逃げろ!! 本能がそう訴えても足がすくんで動けない。 動けない私を見てブレイズドラゴンはブレスを吐く体制になった。 ごめん…お母さん誕生日プレゼント買えなかった。祝ってあげれなくなった… 死を覚悟した私は目を瞑ると…ドラゴンはブレスを吐いた。 「何、諦めようとしているの?」 天使の声かな… 私が目を開けると、ドラゴンは吹き飛ばされ、目の前に水色の髪の女の子がドラゴンの方を向いていた。 ‐??? side end‐
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