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暫く走っていると、少し大きな屋敷に着いた。
｢さあ、入って、入って｣
ソラに促され屋敷に入った。
｢ただいまー｣
｢お帰りなさい。遅かったわね｣
中にはソラに似ている綺麗なお姉さんがいた。
｢ギルドで遅くなっちゃって…｣
｢そうなの、後ろの子は誰?｣
｢この子はユウキ。今日、友達になったんだ｣
ソラは笑顔でお姉さんに私を紹介した。
｢ユウキです。友達ではなく、親友です｣
この発言で、ソラは驚いた顔をした。
｢え？違うの…?｣
｢いや…嬉しくてビックリしてたの｣
｢良かったわね。親友に持つのはいいことよ｣
｢うん｣
｢そう言えば、ソラ…お母さんは?｣
｢｢え!?｣｣
何か驚かれたんだけど…
｢え～っと、ユウキ。お母さんは目の前にいるよ｣
｢え!?｣
目の前って…
｢お姉さんじゃないの!?｣
だって、どう見てもソラの姉にしか見えないよ!?
｢私は、エリーよ、今日で39歳になるわ｣
｢39!?｣
外見だと27位にしか見えないんだけど…
｢よく、姉妹に間違えられるわね～｣
エリーさんはニコニコしながら話してくれた。
｢お母さん、ユウキを今日ここに泊まらせてもいい?｣
｢いいわよ。でも、ユウキさんはどうなの?｣
｢お願いします!｣
今日は野宿になると思ったけど嬉しい誤算だ。
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