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心の中で悶絶していると…
「…ありがとう」
ソラがお礼を言ってきた。
今度は満面の笑みで…
「やっぱりソラはそうでないとね」
私もいつの間にか笑っていた。
そんなやりとりがあった後にエリーさんとメガネをかけた好青年が入って来た。
「こんばんわ。君がソラの親友かい?」
お兄さんは微笑を浮かべながら挨拶してきた。
「はい、ユウキと言います」
「ユウキさんだね、私はこの子の父親のヴァイスと言います」
お父さん!?何、この家って不老の魔法でもかけているの!?
「お父さん、挨拶もいいけど。誕生日会しないの?」
「そうだね、じゃあ始めようか」
こうして、エリーさんの誕生会が始まった。
ソラは家に帰る前に買った小さなルビーがついたネックレス
ヴァイスさんは綺麗なイヤリングをあげていた。
エリーさんは嬉しさのあまり泣いていた。
いい家族だなって思いましたマル。
「そう言えば、ユウキってどこに住むの?」
誕生会が終わってのんびりしていると、ソラが聞いてきた。
「う~ん…しばらくは野宿かな…」
お金がないし、そうなるかな…
「ダメだよ!危ないよ!!」
ソラが必死になって止めてきた。
「そうは言っても…お金がないから…」
流石に家賃を支払うお金がない…
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