prologue

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「嘘! 岡川くん!?」 「え、寺岡?」 こんな感じで7年ぶりに再会した 中学の同級生。 同時に 私が大好きだった人で 初めて告白した人。 ついでに二回も振られて ことごとく相手にされなかった。 彼、岡川学(ガク)くん。 当時から学年で1、2を争うモテ男で かなりのイケメンくん。 相変わらず格好良くて 大人になって、素敵だ。 ハンサムボーイ的な? 言い回し古い? 一方、私は 岡川くんに相手にされなかっただけの 平々凡々な一般女子。 中学の時から普通。 中の中くらい。 若干負け組かもしれない。 勉強は、中の上。 運動は、下の上。 見た目は、とにかく普通。 7年経った今は 普通のどこにでもいるフリーターになった。 フリーターってとこが もう、すでに残念なのはわかってる。 ほっといてよ。
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