番外編2

13/13
前へ
/622ページ
次へ
だが、しかし。 「…………あのさぁ」 「はい」 「誰だよ。頑張りまくるとか言ったのは」 頑張るのはいいけど 頑張り過ぎて、空回りしてるから。 美紀さん。 「夕飯どうすんだよ(泣)」 「ふえぇ、だってなんでかわかんないけど爆発するんだよぉ」 最近 料理の失敗減ってきたな、なんて 感心したら、コレだよ。 ハンバーグ大爆発。 正直 これは、食えたもんじゃない。 何回か食べたことあるから 知ってるんだよ(泣) 「ごめんね、学くん」 「もういいから、なんか食べれるもの作って(泣)」 「…………。レタスの千切りとか?」 ふざけんな。 腹減ってんだよ、俺は。 てかレタス!? キャベツじゃなくて? しかも、美紀絶対千切りできないから! 「もういい。俺がやる」 「テヘ☆」 こんなに なんにもできなくて おまけに 反省全然しないのに。 「学くん大好きだよ♪」 「………はぁ」 「ため息!」 こんな人が 可愛くてしょーがないなんて おかしいのは、 もはや俺の方なのかもしれない。                  end.
/622ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1556人が本棚に入れています
本棚に追加