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short short 4＊＊
「美紀の旦那さんじゃない？」
「えっ、嘘！」
未由子とお茶をしていた時
突然、未由子が言った。
無念。
私が先に気付きたかった……。
「ほんとだ。学くんレーダーが反応してる！」
「…。レーダー？（笑）」
学くんだ。
営業途中に
ここらへん通っても
別に、なんらおかしくない。
「電話してみたら？ それか、行く？」
「そうだなぁ…」
「…………。あっ」
私は
未由子の声に反応する。
え？
“あっ”
って、何？
どうしたの？
「あーーー！！！」
「！？」
次の瞬間、
私はお店で立ち上がってしまった。
恥ずかしながら
大きな声を上げながら。
「美紀……。大丈夫？」
「………フフフ…」
「！？ フフフ！？」
学くんの隣には
恐らく仕事仲間であろう女性。
それだけならまだしも。
ちょこちょこ
まとわり付いているではありませんか！
ミサちゃんとは、別の女！！
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