short short **

15/25
前へ
/622ページ
次へ
「………。無駄?」 聞き捨てならん。 今の、 なんとなしのそのセリフ。 「無駄じゃん? なんでもないし」 「無駄………」 「ケンカする意味もわかんない」 は? 私が怒ってるのに 話し合う必要ないってか? むしろ、 あーあ。 また美紀が勝手に怒っちゃってるぜ。アハハ。 的な? 「…………なにそれ! ひどくない!?」 「ぃて!」 私は 持っていた タオル&スウェット&下着を 学くんに投げつけた。 「な、なにすん………って、おまえ下着投げんなよ!」 「おまえ!? 今、おまえって言った!?」 すると、 学くんは。 “やべ。まずった”の、焦り顔。 私は “おまえ”なんて、言われたくない。 学くんに言われたのも 今が初めてだった。 「や、つい。ゴメン」 「……。つい? ついで出ちゃうもん?」 「……ごめんね?」 言い争いも わずか数秒で終了。 しかし、 学くんの手には 私の寝間着やら下着やら。 あああ。 今更ながら なに投げちゃってんだ。私(泣)
/622ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1557人が本棚に入れています
本棚に追加