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「ヴィーは何時ものヴィーでしたよ……変わった様子なんか無かった」
「……そうか、すまない……」
Smileyは申し訳無さそうに小さく謝るとその場から立ち去る、そしてSmileyはバー店内の一番奥にある大きな水槽を背にしたソファーに座るチャッキーの元へ行き、チャッキーに言う。
「一番ヴィーノと関係深かったアンジュからは何も聞けなかった、彼は死ぬ前も何時も通りで何も不自然な所も変わった所も無かったらしい」
「……そうか、まあ良い、別にあの小娘からは情報なんざ期待なんかしてなかったしよ」
そうチャッキーは嫌味ったらしく言う、そんなチャッキーにSmileyはため息を吐き言う。
「チームメンバー総出で情報収集してるのに有力な情報はゼロ……、オマケにヴィーノが殺されたとあって暫くこのチームと関わるのを辞めると顔を出さなくなったメンバーも居る、正直今の状況は最悪だぞ?」
Smileyがそう言うと、チャッキーは面倒臭気に言う。
「分かってるてのホワイトフェイス(白顔)、だが今の俺様はそのヴィーノを殺したっつう猛者と殺り合ってみてえから犯人探しをしてんだ」
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