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「っ……ぁあああ゛あ゛あ゛ああああ!!!!」
ヴィーノはその場に悲痛な叫び声を喉か出しながら倒れる、倒れるヴィーノの目の前に仁王立ちする男の脇にヴィーノのナイフが落ちていて、それを男は拾い上げ。
そのままヴィーノの胸ぐらを掴み上げる。
「っ……お、俺を殺す気か?」
ヴィーノはあまりの激痛に気絶寸前の意識を保ちながら相手にそう問い掛ける。
「……」
男は何も答えず、そのままナイフを力強くヴィーノの脇腹に突き刺した。
「っ……!」
地面にはポタポタとヴィーノの血が落ちて白い雪を赤くじわりじわりと染め上げていく、そして男はヴィーノを離す、ヴィーノはそのままその場に倒れ小さく掠れた声で言う。
「アンジュ……ごめん……約束……守れ……ない……」
そう言うとぐったりと動かなくなった。
ソレを見届けると、男は静かにその場から立ち去って行った。
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