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『学校内外を問わず依頼を受諾し実行する組織』
「これがまとも……って言えるか……?」
「スケ○ト団ときたか! 生徒会とぶつかりそうだぜ!」
鉱輝は完全無視で、ジト目でリンを睨むと、頬を掻きつつ答える。
「いやー、なかなかええ案見つからへんかったけど、アンタらが何でも屋やってるって聞いて『これや!』って思ってな」
「オレたちは遊びでやってるわけじゃないんだけど」
「そっちも手伝うから、堪忍してーな」
「……言っとくけど、『無料で行うように』って書いてあるからな」
「なんやてぇ!?!?」
オレから紙をひったくると、食い入るように文字を見つめるリン。
「リン……まさかそれが狙い……?」
ギクッ!
すぐさまリンは紙を置くと、錆び付いた鉄のように固い動きで振り向くと、豪快に視線を泳がしつつ答える。
「……ナ、ナ、ナニヲユートンネン、るなクン……」
イントネーションが外れっぱなし。しかもさっきの音……。
「『ギクッ』って音……したよな?」
「間違いなく……したわね」
「あんな音……本当に鳴るんだな……」
「おもしれー。 狙っても出せねーよ、あんな効果音」
「……聞こえた」
全員から冷凍視線を浴び、リンは観念する。
「そうやよ!ウチが悪かったわー!」
泣きそうな顔なので許してやることにして、オレは最後の部分を読む。
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