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一連の破壊活動が終わった後、床に倒れてうずくまるHM部の面々を見下して、サッカー部のキャプテンらしき人物が、明らかに馬鹿にしたような口調で話した。
「あのさぁ・・・君達みたいな底辺キモオタ集団よりも、俺等みたいなサッカー部が活躍した方が皆喜ぶんだよ、それぐらい理解して空気読めよ、マジでKYだな?」
最後にキャプテンらしき人物が桂太を蹴飛ばすと、サッカー部達は棚に置いてあったグラウンド使用申請書を持って、ギャハハとうるさい笑い声をあげながら部屋を後にした。
しばらく、彼等はじっとしていた。
話し声も上げなかった。
「・・・悪い、俺のせいだよ・・・な」
露助がその沈黙を破り、
「いつもの事じゃないか・・・」
桂太が答える。
「掃除、どうする?」
「細かい掃除は掃除の時間にしよう、まずは散らかったプラモや容器の片付けだな」
「なあ桂太」
「何?露助」
「すっげー帰りたい」
「me too」
ここは、自然学校かむいの里。
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