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物語を本格的に始める前に、まずHM部が置かれている状況から説明しなければならない。
彼等、「私立能萬高校」2年生一同は、校外学習として歳山市の山奥にある自然学校かむいの里にやって来た。
四方を山道に囲まれた、自然いっぱいのかむいの里は、HM部員達にとっては、好きなアニメ鑑賞も、パーツいじりもできない地獄・・・の、はずだった。
ところがどっこい、かむいの里にはHM部の為に先ほどのホワイトラビットが用意されている事が判明。
それぞれが整備用器具等を持ちより、かむいの里内に作られたグラウンドでHMを動かすぞ!と思った矢先。
先ほどのサッカー部がグラウンド使用申請書を渡せと脅迫してきた。
体育会系だらけのサッカー部に怯えながらの話し合いの結果、バイトでHMを動かしているサッカー部員とHM部で対決し、勝った方がグラウンドを使うという事になった。
結果はHM部の勝利。
だがしかし、サッカー部は今までもそうしたように、HM部から力ずくでグラウンド使用申請書を奪ったのだ。
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