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「あ、」 思わず声が出た。 だってそこにいたのが、さっき身長高いうざいって思った男子だったからだ。 「あ~、井上くんじゃ~ん どうかしたー?」 光がチャラいというよりアホっぽく話しかけた。 「あ、俺の名前知ってくれてるんだ良かった」 そう言って爽やかに笑う。……好青年でも気取ってるつもりかよ 「そりゃあね!学級委員長だし~」 「えっ」 「あれ、悠知らなかったの~?」 「うん。」 「職員室で先生に言いに行ったから、知っている人がいたのに驚いた」 フォローでもいれたつもりかこいつ。 爽やかに笑うのが、非常にムカムカした。
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