プロローグ

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「ねぇ、そこの君!一年生だよね?バスケ部、どうかな??」 「はい…??」 桜の舞う、春麗らかなこの良き日、初めての学校で、初めてかけられた声に、私は戸惑いながら振り返った。 「バスケ部のマネージャー、今なら即日入部できるよ!」 「えっと……でも、私、バスケは……」 「お願いします!マネが卒業しちゃって、今バスケ部大変なんだよ~」 「あ……、え、ぅ……」 「‥‥やっぱ、だめ‥かな?」 うぅ……っ!そんなこといわれたら…… 「わ、私で‥‥よければ」 私、榛月 皆愛(はいづき かな)。 入学初日、まだ入学式も行われていない朝早くに、バスケ部入部、決定しました……。
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