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トントントン……
ん?俺は確か…ああ森で倒れたんだ、だがこの感触はベッドだよなぁ
「どこ此処」
知らない天井だ、とすると俺はあの後誰かに助けられたって事か、しかし
「このパジャマは女の子が着る奴だよな…サイズが」
だがそれがピッタリな現実に
「…………はぁ」
俺だって男だ、流石に女物がピッタリは泣ける
ガチャ
「あっ起きた?」
心で涙を流していると部屋の扉が開き、そこから黒い服を着て頭に黒い帽子を被った金髪の少女が入ってきた
「ああ、お陰で助かった、えっと…」
「自己紹介がまだだったね、私はルナサ・プリズムリバー」
「俺は希咲 淳だ」
「えっ俺?失礼だけど貴女、女…だよね」
……やっぱり勘違いされたか
「いや、男だ」
「……」
ルナサはまるで信じられない物でも見たような顔をしたまま固まった、まぁ昔から女に間違われてたし
「それはいいとして、ルナサ俺のギターと服は?」
俺にとっては命に等しいギターと帽子があの後無事だったかは知りたい
「服は洗濯中でギターはそこにあるよ」
ルナサが指を指した方を見るとギターケースの横にギターがあった、良かった見た目損傷は無さそうだ
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