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「あっお粥作ったけど食べる?」
そう言ってルナサは鍋の乗ったお盆をテーブルに置く
「ああ、頂くよ」
俺はテーブルに向かおうと体に力を入れるが
「?あれ?」
力が入らない、まるで体が鉛の様に重く感じた、仕舞には
「あっ」
「うわっ!」
無理に力を入れた結果、ベッドから落ちそうになったがそれをルナサが受け止める
「大丈夫!?」
「大丈夫……ではないな、体が重い」
ルナサに手伝ってもらいなんとかベッドに戻った、しかしなんて様だ
「すまない」
「いいよ別に、でも無理は駄目」
「まぁこの体じゃ無理も出来ないけどな」
それもそうねとルナサは言う、そこで俺は一つ確認をした
「なぁルナサ」
「何?」
「此処は幻想郷って所か?」
「あれ知ってるの?」
「紫って人に連れてこられた」
それを聞いたルナサはああと納得して
「そうだよ、此処は淳が居た世界とは違う世界で……」
~少女説明中~
「つまり要約すると何でもありな世界って訳か」
「かなり端折ったけどそうだよ」
正直な話驚いた、だって妖怪や幽霊、あまつさえ神や魔法使いまで居ると来た、んで幻想郷の住人全員ではないが能力持ちも居るらしい、ちなみにルナサも能力持ちで幽霊らしいが幽霊って感じがしないな
ガチャ
「ルナ姉、さっきの娘起きたの?」
部屋の扉が開き、赤を強調した服に赤い帽子を被った少女が入ってきた
「起きてるよ、ただあまり調子は良くない」
「そりゃあ、あんなに熱を出して魔法の森で倒れてたら風邪も悪化するよね」
少女はそう言って、俺の方に近づき自己紹介を始めた
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