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学校でイヤなことがありすぎた。
習っていた水泳教室でも騒動があった。
そんなモヤモヤがいっぱいな時に限って
「かばん、部屋に片づけろ」
とか、余計な事を言いやがる。
ただいま、ランドセルに手をかけた瞬間だっての!!!
片づけ真っ最中に、こういうことを言われると余計にイライラするわけで…
父親も、いつもよりも機嫌が悪そうだった
しぶしぶ、自分の部屋に持っていく途中で
ランドセルを、半開きだったドアに思い切り打ち付けてしまった。
「なんだその態度は!!!!」
父親の゙あの"怒鳴り声が
ついに自分に向けられた。
俺は、恐怖した
子供の頃からのトラウマが自分に向けられた恐怖は、まるで殺されるかと思うほどだった
さらに、立て続けに自分にのしかかっていた気持ちが
爆発した
俺は泣いた
大声で泣いた
赤ちゃんが泣き出すように、泣くときに我慢したりしない
呼吸を忘れる泣き叫び方だった。
その場に座り込んで、もう、小学5年生だから、とかも考えず
父親は、どんな目で俺を見ていたんだろう…
そこから先は…実は覚えてないけど
今の俺なら知っているのだ。
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