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中野区の端にある、昭和感をたっぷり残した喫茶店からこんにちは。 僕はここの店主で、大橋慶太と言います。年は28です。 昭和の時代にそれほど馴染みはありませんが、こういう喫茶店が好きです。 ここへは、小さい頃から入り浸ってました。 ここ、元は僕の祖父のお店なんです。 今年80歳になった、珈琲いれてウン十年な祖父が急に「お店の外に出たい!」と、まるで屋敷に閉じ込められていた深層の令嬢みたいなことを言い出し、祖母の手を取って世界旅行に出かけてしまったものだから、お店どうする?って話になり、無くなるのは嫌だったので、僕が手をあげました。家族会議にて。 そんなわけで、レッツ脱サラです。 わずか数年のサラリー生活だったので、別段葛藤はありませんでしたが、お店を営むのはとても大変ですね。 まだ引き継いで三ヵ月ですが、だいぶ身に染みてます。 でも毎日楽しいです。
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