第一章 ジャグラーと彼女

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タケシにいろいろと教えてもらって打ちはじめると、タケシの台が当たったらしい。というか、光った。タケシが赤い7を揃えるとぶどうがいっぱい揃ってコインがいっぱい出てきた。ケンジも頑張れと言われたが、僕には何をどう頑張ればいいのかわからなかった。 しばらくするとタケシに電話がかかってきたので外に出て行った。僕は1人で打つ事になりしばらくすると僕の台も当たった。というか光った。僕はどうすればいいのだ?当たったら任せろと言っていたが、そのタケシはいない。僕がどうする事も出来ないなと思っていたら、1人の女性が歩み寄ってきて「揃えてやるよ」と、僕の台で7を揃えてくれた。「よかったな、BIGだ」と僕の方を向いた彼女がナカネ ミユキだった。そして彼女はニヤリと笑ってこう言った。 「コーヒー奢れよ」
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