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「キャー学園王家だぁ」
「折原様こっちみてぇ」
「天野様、僕をさげすんでぇ」
「一条さまぁ、抱いて下さい」
「あまねちゃん抱かせて」
「ヤマト、今日も綺麗だよ
男子校とは、思えない黄色い声が、聞こえてめをさますと、ステージの上には、観察対象としては、最適な5人組がたっていた。
そのうちの一番えらそうなイケメソ君が前に出て
「お前ら、少し静にしろ…この俺一条様が今から、王家の執事を選ぶ…選ばれたやつは、拒否権はねぇ、わかったな」
キャーとまた騒がしい声があがり、可愛い二人組を狙う攻めの血走る目線が一条に向かう。俺は、執事なんてめんどくさいことなんてしたくなかったため、いそいそと、目をそらし妄想にでもふけるか。
「……そこの……一年a組の後ろのやつ……壇上に来い……」
今まで騒がしかった体育館が静まり目線が心無しか俺に集まっている気がする。
キョトンと回りを見れば攻めの目付きが変わったのにきづいて、ここは、いけねぇと睨みかえせば、
「がんとばしてねぇで……早く壇上に来い……今年唯一の外部生……」
「っ……俺に指図するんじゃねぇ……俺は可愛い奴の言うことしか聞かねぇ」
内心恐怖を抱きながらも、ここで素直に言うことを聞けば、攻めのランクが下がると言い返し、堂々と前に出た。」
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