壬生浪士組

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   *** ユ「…………百合」 鴨「嫌か?」 私はブンブンと首を横に振る。 ユ「いいえ。私は怪しい人物なのに、私にどうしてそこまでしてくれるんですか?」 鴨「儂が気に入ったからだ」 芹沢さんは私の頭を撫でる。 ユ「気に入った?」 鴨「そうだ。で?儂の娘になるか?」 ユ「…………よろしくお願いします」 寝てる状態で首だけを下げる。 鴨「そうか。じゃぁまず、服を何とかせんとな。もうすぐ、お梅が来る頃だと思うんだが……」 ?「芹沢はん?」 その時、女性と思わしき声が襖越しに聞こえてきた。 鴨「来たかお梅」 芹沢さんは立ち上がり襖をあけた。 立っていた女性は、綺麗な顔立ちで黒い髪を団子にして、首の横辺りで結っている。
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