怪談1 赤木朱と妖怪

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怪談1 赤木朱と妖怪

 僕は『特別』に憧れている。  自分にしかできない何かが欲しくて、焦がれて、夢をみる。  その『特別』に理由はいらない。  正義に燃える『特別』でも  悪の限りを尽くす『特別』でも  何だっていい。とにかく『特別』になれるなら何色にでも染まってやる。  だから神様。世界を救うか終わらせるかを考えるよりも、どうか。  どうか僕を救ってくれ/殺してくれ
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