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そして男の人が中に入ってからしばらくの時間が経過した…。
私はまだかまだかと奈倉さん達が来るのをひたすら待った…。
すると、慌てた様子をした奈倉さん達が私の元に現れた…。
私は奈倉さん達の顔を見て、泣き出しそうになり、意味も分からずに奈倉さんに抱きついた…。
奈倉さんは優しく私の頭を撫でてくれて…
「…知里。
よく頑張ったね。
1人でここにいるのは怖かったろ…。
大丈夫…。
私達が今から瞳を助けに行くからアンタはここにいな。」
奈倉さんは私に気遣いそう言ってくれた…。
普段の私ならそうするところだが…
私は一緒に行くと奈倉さんにそう言った…。
奈倉さんは一瞬驚いた顔をしたが、すぐに真剣な顔をし…
「…分かった。
そんじゃあ…一緒に瞳を助けにいくよ。」
と言って、私の腕を掴み立ち上がった…。
私も覚悟を決めて奈倉さん達と共に工場の中に入っていった…。
瞳さん…。
絶対に助けるからね…。
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