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奈倉さんがそう叫ぶと『CALA』の表情も変わる…。
一瞬にしてこの場は殺気でいっぱいだった…。
私は皆と違って覚悟が決まらない…。
どうしよう…。
団子頭の女が金髪女と何やら話している…。
ここからじゃあ何を話しているのかは聞こえないけど、きっと私達の事だろう…。
金髪女は私達を見て微笑んだ…。
私達は5人…。
相手も5人…。
絶対に私も闘わなければならないよね…。
私は足だけではなく手まで震えていた…。
そして金髪女が…
「…確かにそこのつまらない男よりもコイツらの方が楽しめそうだ。
見たところ、4人はそこそこの実力を持っているようだしね。
あと1人は…数合わせってトコロか。」
と言った…。
やばい…。
バレてる…。
私が喧嘩できないという事を…。
さらに金髪女が…
「スンミン…。
チコル…。
バラ…。
ジユン…。
アンタらでコイツらの相手してやりな。」
と言った後に団子頭が…
「オッケー。
ジュリはどうする?」
と金髪女に聞く…
その問いに金髪女が…
「…私はとりあえずコイツらをやる報酬を雇い主に交渉してくるよ。
おそらくあの数合わせの女は見てる限りすでに怯えてりようだし、アンタらでも十分でしょ。」
と答えるとそのままこの場から去っていった…。
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