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私は突然の事で一瞬パニくった…。
なんで…?
なんで瞳さんは連れていかれたの…?
状況を把握する為、慌てる自分をなんとか抑え、今見た一部始終を私なりに整理した…。
そして…
私の中で答えが出た…。
瞳さんは何者らかに拉致られたんだ…!!!
私は近くに止めてあった自分の単車にまたがり、エンジンをかける…。
私が行って何が出来るか分からないけど、このままにしたらダメだ!!
本当は怖いのだが、自分にそう言い聞かせて私は単車で瞳さんを拉致った車を追った…。
すでに車は見えなくなっており、私はひたすら単車で街を回った…。
するとたまたま瞳さんを拉致った車を見つける…。
間違いない!!
あの車だ!!
私は少しスピードを落としてバレないように車の後を追った…。
ちょうど単車は買ったばかりでまだイジっていなかったから音もうるさくなく、この時ノーマルで本当によかったとそう思った…。
すると車は街中を離れ、廃墟の工場に入っていった…。
私は草影に隠れ、様子を見た…。
瞳さんは腕を縛られ、口にも何か布のようなものが巻かれている…。
そして男達はそんな瞳さんを連れて、廃墟の工場の中に入っていった…。
私は急いで奈倉さんに電話をした…。
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