カウント・0

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結果、火照った身体で何気に開いたケータイに、再びクロからの着信表示を見付けたあたしは、暗すぎる自分の境遇に泣く事も忘れて唖然とした。 何なんだろう、このタイミングの悪さは。 結局あたしは、クロと喋れない運命なんだろうか。 こんな風にすれ違ったまま、あたしとクロは終わるんだろうか。 すべての生物に平等なはずの太陽の光は、よりによってあたしだけを照らしてくれないまま、沈もうとしてるんだろうか…… ……そして。 どうやらその予感は当たったらしい。 夕陽となった朝陽は、見事にあたしだけを探し出し、どうにか照らさないようにと頑張ったらしい。
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