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なんとなく、わかっていたが…
目が覚めたら手足を縛られ、服は着てるものの、ベット上ってのはどうなんだろうか…
「いやぁ~悪いね、兄ちゃん。」
しかも、目眩は酷くなってるし…
「兄ちゃんには少し俺の商売に付き合って欲しいんだ。」
ダルくて…抵抗する気にもなんねぇ…
「なぁに…簡単だよ。ちょっとそうやって寝ていてくれれば、面白い趣味の持ち主のおじ様達がヨくしてくれるから。」
「…っけんな!さっさとこの縄をほどけ。」
「いいよ。全部終わったらほどいてあげる。」
は?こいつ言葉わかってんのか?
「今すぐだ。」
「やだ。それは俺が困る。取りあえず、喋れないようにすんね~」
おいおい…何が『やだ。』だよ
「安心して、君もきもちよくなれるように、ちゃーんと薬を用意してるから。」
口に突っ込まれた布からは甘い匂いがして、一気に頭がクラクラして身体中が熱くなった。
「速効性の媚薬だよ。」
それはまるで、あくまの囁きのようだった。
それから…たくさんの野郎共にヤられまくった。
イキたくて、イキたくて、自分からねだったりもした。
そんな自分が嫌だったけど…自分が抑えられなかった。
──最悪だ…
解放されたのは、3日後の昼間。ヤられ続けた体はダルくてたまらない。
薬を大量に使われたからか、頭もボーッとする。
──3日間なんも、食ってねぇ…水しか飲んでなかったしな…、腹が減ったかもな…
──ちくしょう…体が痛くてダルくて動かねぇ…
無意識に目から涙が零れた。
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