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船に戻れたのは、それからさらに1日経ってからだった。
ダルいのもなにも変わらなかったけど。仲間に迷惑だけはかけたくなかった。
フラフラする意識を必死に保たせながら、いつも通りに。
「サンジー!!めしーー!!」
「ったく、ほらよルフィ。ウソップ達ともわけて食えよ。」
「サンジくん、買い出しは出来た?」
「あぁ、ナミさん!!もちろんです!!」
いつも通りに。
薬の名残か、まだ少しだけ力が入んなかったりするが…
大丈夫。俺なら大丈夫。
そう思うことにした。
「出航だぁー!!!!」
あの島であったことは誰にも言わず、俺達はあの島を出た。
──これで、本当に大丈夫
俺はそうおもったのだが、体はどうも違ったらしい。
夜は余計に寝れなくなった。
あの時のことを思い出してしまうこともあれば、またあの熱を求めそうになったり。
もちろん、体のキズが癒えてないからゾロとは何もしていないし。
昼は、昼で…
全ての野郎に若干だが、怯えてしまう。
ルフィ達でさえ、後ろに立たれるのは無理だった。
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