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しまったー!
やってしまったー、しかも、あって、言葉を出してしまった。
人生最後の日かも、しれないのに、最後の日にまで無礼をやってしまった。
「戻ってきたか?名雪将軍。」
「はい。」
「なら持ち場に戻れ。」
「わかりました。」
「死ぬなよ名雪将軍。」
「あなた様も。」
私の持ち場は第3広間。
時間は、後1時間20分か。
間に合うか?
嫌、間に合わせる。
「名雪将軍、総員50名配置完了しました。」
50名か、私の精鋭のほとんどが逝ったか。そして、全員負傷しているな。
「非戦闘員は、全員避難させました。」
「そうか。」
「皆、今までこんな、愚将軍に付いてきてくれてありがとう。生き延びたい、奴は食堂に緊急用の魔方陣がある使え。咎めはしない。」
しかし誰も動かない。
「名雪将軍、私達は、あなたが好きで付いてきたのです。最後まで、お供します。」
ドーンと門が壊されようとしている。手短にやるか。
「皆ありがとう。そして勝利して、皆が笑って暮らせる世界に!」
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