蛙の子は蛙。勇者の子は…

5/13
前へ
/357ページ
次へ
都市には様々な種族が暮らしていた。 人間、魔族、そしてロボットこと機鎧…新たに人として認知された機族と呼ばれるものたちである 本来、自己治癒能力が皆無に等しい彼等が母国である鋼の国を離れることは自殺行為である。 彼等の活動にはエネルギーとなる魔力が必要なことが判明しており、戦闘行為を行えば一日数回…棒立ちのままでも月に一回ほどは補給が必要と言われる また異常を見つけるための日々のメンテナンスも欠かせない。 補給に関しては瘴気…濃すぎる魔力が噴出する場所さえあれば何とかなるが、メンテナンスや修理はそうはいかない。 故に機族の他国への亡命は命に関わり兼ねないし、戦争中であるため難しい。 しかし大和の国には鋼の国から先んじて亡命した技術者おり、コクマーにいるため、そういった類いの施設もコクマーに集中して存在する また戦争中の大陸とは海を隔てて存在する大陸のため、亡命に対しても簡単に可能となっている。 ちなみにクローン兵等も機族に位置する
/357ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4575人が本棚に入れています
本棚に追加