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一方その頃
「…今頃ついたかなぁ…大丈夫かなぁ…」
あっちにいったり、こっちにいったり、青い服を来た最強さんことアキラが部屋の中でうろうろしていた。
なんと…いや当然ながら容姿は変わらない
「心配ならついていけばいいのに」
椅子に座りながらアキラに苦笑する青年…20歳になったリュウである。
子供であった彼も今は好青年へと成長していた。
「いや!それはダメだよ。あの子には強く逞しく生きて欲しいからね。ぼくは悪い師匠を演じなきゃ」
「けど密かに送迎の荷馬車を用意したり、その監視にクイーンを入れたり、学園の寮の最高ランクの部屋を用意したり…明らかに過保護だよ」
苦笑しながら立ち上がるリュウ
その背丈はアキラより高い。
「結局はあのコクマーだって創立は君じゃないか。」
「そりゃ、我が子にはちゃんとした教育受けさせたいし…まぁあの双子にもクォーツのことは力強く頼んだし、大丈夫と思いたい…」
「いや、あれは脅しというと思うよ」
苦笑するリュウであった。
クォーツには鬼畜呼ばわりされているアキラであったが、鬼畜の振りをしながらも、ものすごく溺愛…密かに甘やかしていた。
密か過ぎてそれは全てリュウの仕業と勘違いされっぱなしだが、クォーツが口に出さないためそれがバレたことはない。
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